浮世絵と中国展で鉄拐を発見!


 原宿の太田美術館へ伺いました!


 浮世絵と中国展


 こぶ関羽というネタの中で関羽の浮世絵を食べてしまったために、身体から関羽が出てくるという設定にしています。


 三国志が江戸時代に??

 

 と思う方もいるとは思うのですが、江戸時代の中国ブームはなかなかのものでした。


 今回の展覧会ではそれを追体験できました!


 北斎が中国全図を浮世絵にしていました。


 多いのは三国志や水滸伝のキャラクター紹介もの。大変に迫力があります。キャラ設定はいい加減で読んでいない人にも売れていたようです。

 三国志の劉備関羽張飛を女性として描いたものもありました。

 

 中国の絵の技術を取り入れ浮世絵が進歩していく流れの展示もおもしろかったです。


 一番私が見つけてうれしかったのは鳥山石燕の「鉄拐通玄」。


 通玄とは仙人、張果老。


 鉄拐という落語があります。仙郷で暮らす仙人、鉄拐が里にでてきて芸人として活躍して俗にまみれていく。。。というような話で、私の持ちネタのひとつです。ライバルとして出てくる仙人が張果老です。


 鉄拐通玄図。


 寄り添う二人の仙人の視線の先には張果老の瓢箪から出した馬に乗る、鉄拐の口から出てきた小さな鉄拐が。


 この絵の内容は日本独自のものだとの解説でした。


 


 きっとこの絵をもとに鉄拐という落語が生まれたのではないかと思い、感動しました。😊